「UIのじかん #1」に参加しました

7/18(木)に「UIのじかん #1」というイベントに参加してきました。
graspy.connpass.com


"初心者向けUIデザインのお作法"というテーマで、以下の方々による発表がありました。

神田さんは事業会社でマネージャ、山本さんと長谷川さんはフリーランスでプレイヤーとして活躍されており、それぞれの立場からUIデザインに関するお話を伺うことができました。


全体を通して、特に興味深いと感じた話が2つありました。

1つは、山本さんの発表にあった"UIデザインは画面デザインではない"という話です。
私自身もすっかり忘れていたのですが、UI(User Interface)は画面という意味ではなく「人間とコンピュータのやりとりを翻訳するもの」という意味です。
そのため、UIデザインにおいては見た目だけでなく「動き」も意識してデザイナーは設計する必要があるとのことでした。

もう1つは、長谷川さんの発表にあった"UIデザインは「3次元」で考える"という話です。
ここでいう「3次元」はMaterial Designのようにコンポーネントを重ねるといった空間の次元ではなく、おそらく「時間」の次元を指しています。同じ画面でも時間によってさまざまな状態が存在するので、時間の経過による状態の変化も考慮した設計が必要であるという意味だと解釈しました。
そのため、UIデザインを行う際は最初にテキストベースでワークフローを整理することをオススメされていました。このような作業はエンジニアが実装を行う際にはほぼ必ず行いますが、デザインにおいても効果的な手法なのだなと感じました。

長谷川さんの発表資料はSpeaker Deckにも公開されています。


私はデザイナーではありませんが、UIはエンジニアも密接に関わる領域であり、またデザイナーがUIデザインを行う際の考え方やプロセスに非常に興味があったので、今回参加させていただきました。

実際に参加してみて、デザイナーもエンジニアも目指すところは割と似ていて、責務とアプローチが違うだけだということを改めて感じました。
立場が違うからといって責任を押し付け合うのではなく、お互いの領域を理解し合いながらいいプロダクトを作れるエンジニアになっていきたいと思います。